遠方に住む家族を介護する際の注意点

高齢になる親のことを気にする人は多く、離れて暮らしているならばなおさら心配事も大きくなる。遠方に住む家族を介護するときは、しっかりとコミュニケーションを取ることが大切だ。コミュニケーションを通じ、親の生活リズムや身体の状態などをしっかり確認しておくこと。そうすることで、ケアマネジャーとの連携が取りやすくなる。認知症を発症すると、親とのコミュニケーションが図りづらくなるものだ。元気な今のうちに、銀行口座や貯金額がどれくらいかなど、経済状態を確認することが重要。そして、親がどのような介護を受けたいのか、直接聞いておくと良いだろう。

遠距離介護となると、確実に帰省の回数が増え、そうなると交通費の負担も大きくなるだろう。負担を軽減する方法としては、各交通機関の割引を利用するという方法がある。例えば飛行機の場合、条件を満たせば介護帰省割引や介護割引などのサービスを受けられる可能性もある。航空券は高額なので、このような割引サービスは積極的に利用することをおすすめしたい。

要介護度が上がるにつれ、徐々に自分だけの力で生活するのが難しくなってくる。その場合、介護施設への入所も考える必要も出てくるだろう。ただ、介護施設には色々な種類があり、それぞれ入所費用や条件が異なっている。あらかじめ、介護施設の情報収集をしておくと、いざというときに素早く行動できる上、両親の生活スタイルに合うような施設をじっくり選ぶことができる。